こんにちは、今日は1年前の買った電子発酵器、洗ってたためる発酵器PF102の
感想とそれまで使ってた大正電気のSK-15について書きたいと思います。
電子発酵器
電子発酵器は主にパンの生地やヨーグルト等の発酵食品の発酵をする機械なんですが、
主に使われるのは、パン生地の発酵ではないでしょうか?
一般的にパンを作る工程は
生地を捏ねて→一次発酵→分割→ベンチタイム→成形→最終発酵→焼成
この一次発酵と最終発酵の時に使われます。
最近のオーブンには発酵機能も付いてるので必要ないと思われる方も多いと思いますが
一度使ってみるとこの便利さに、なぜもっと早く買わなかったんだろうと思います。
オーブンの発酵機能でも発酵はできるんですが、最終発酵の温度ってイーストのパンで
35℃くらいなんですが、焼成温度は180℃〜ハード系のパンなら200℃以上で焼き上げます。
発酵後にオーブンがこの温度まで上昇するのに時間がかかって、
肝心のパンが過発酵になってしまいます。
またこの電子発酵器は温度と時間を設定して使うので、ほぼ時間通りに発酵が終わるんです。
また、発酵専用の機械なので、オーブンの発酵機能よりパン生地がいい状態で発酵できるので
ワンランク上のパンが焼けるようになります。
最初に買ったのは大正電気のSK-15
私がこの電子発酵器を買ったのも、メッシュ型でパンをよく焼いてた時に、
オーブンの発酵機能では焼成時に設定温度になるまでに発酵が進みすぎて、
型に生地がくっついて、焼き上がったときはメッシュ型から取りだせず悲惨な事に、
またそれを見越して早めに発酵を切り上げて、オーブンで焼成したら、
今度は型に届かず、焼き上がったパンがメッシュにならない
といった感じでストレスを感じていたんです。
でもこの電子発酵器は高いのでなかなか買う決断ができなかったんですが、2年くらい悩んで
10年前に買いました。
SKー15の主な仕様
このSK-15は人気の発酵器で、ネットで発酵器で検索したらまずこのSK-15が出てきます。
今でもこの機種は販売されていますし、私が10年前に買った時と金額も変わってないです。
- 幅…43cm
- 奥行…47.5cm
- 高さ…68cm
- 温度設定…28℃〜41℃
- タイマー…1分〜60分
SK-15を使った感想
このSK-15はよく使いました。
不満もなく、いつも時間通りに発酵完了してくれます、
また高さもあり4段あるのでたくさんのパンを発酵できます。
この発酵器を買った時は、ほぼイーストのパンしか焼かないからよかったのですが
天然酵母のパンに興味を持って作り出した時に、このSK-15では最低温度が28℃なのと
タイマーが最高1時間なので、ちょっと使いづらかったんです。
発酵器があるのに、天然酵母のパン作る時は、発泡スチロールの箱に生地を入れたボールを入れて
お湯のみに熱湯を入れてラップして、真ん中に穴開けて一緒に入れるといった方法で
発酵させてました。
天然酵母もイーストも両方使える発酵器が欲しくなって昨年買い換えました。
日本ニーダーの洗えてたためる発酵器PF102
昨年買ったのは日本ニーダーの洗えてたためる発酵器PF102です。
この発酵器は使わない時はたたんで置いておける、組み立ても簡単でHPでは1分と書いてますが
私は1分ではちょっとキツイです、90秒くらいかかります。慣れたら1分でできるかも?
でもそれくらい簡単に組み立てられるという事です。
またSK-15より高さが低いですが普通の成形パンなら天板が3枚入ります。
食パンの場合は2段です。
この発酵器を買ったのは、SK-15が使えなくなったからではないです。
SK-15は10年近く使っても、快適に使えてました。
天然酵母のパンを焼くために買い換えました。
PF-102の画像はこんな感じです。組み立てた時と、折りたたんだ時です。
SK-15はこのスペースには高さが足りなくて置けませんでした。
PF102の主な仕様
- 幅…49.8cm
- 奥行…42.4cm
- 高さ…45.5cm
- 温度設定…20℃〜45℃
- タイマー…1分〜12時間
PF102を使った感想
このPF102のいちばんの売りは洗えてたためるってところでしょうか?
上記に画像も載せてますが、たためます、それも簡単に
でも私の場合はよく使うからたたむことはないです。
それに壁とかに立てて収納したらいいのかもしれませんが、
そのままの場所にたたんで置いてもそんなに変わりません。
この発酵器を使い出して想定外な事が、この発酵器は予熱が必要なんです。
前のSK-15は予熱の必要なく温度と時間設定ですぐに使えました。
でも瞬間で温度が上がらないから、前のSK-15も設定時間になるまでに
時間はかかったのかもしれません。
冬はこの予熱に結構な時間を要します。
ですが慣れたら最初に発酵器の予熱をスタートして使ったら問題ないです、
たまに、予熱スタートを忘れて温度が上がらないけどスタートしてますが。
全面がプラスティックなので最初はプラスティック臭が結構しました。
パンにこの匂いが移る事はないですが、1年経った今は気にならなくなりました。
使用後に扉が半開きにできるので庫内を乾燥させるのが楽ですし、この扉、右開きと左開きとどちらでも取付ができますので便利です。
しかもこの扉、全面が透明なので発酵具合も見やすいです。
私が使っていちばん良かったのは、天然酵母のパンの発酵が楽にできるようになった事です。
天然酵母は一次発酵に7時間とかかかります、また温度も24℃くらいで発酵させるので
それがほぼ放置でできるのが便利です。
イーストのパンの発酵ももちろんできます。
両方の発酵器を使ってみて
発酵器の機能、発酵はSK-15の時の方が良かったように思います。
予熱を気にしなくて出来ますし、
天然酵母のパンをよく作るのであれば
PF102の方が温度設定もタイマーも天然酵母に対応してるのでほぼ放置でできるので
いいと思います。
PF102は温度設定が20℃〜45℃なのでパン以外のヨーグルトの発酵にも使えます。
私はよくケフィアヨーグルト作ってますが、これが25℃で24時間ですので
この発酵器でできます。
まとめ
今回は電子発酵器について私なりにまとめてみました。
どちらの発酵器も時間通りに発酵が完了しますので、発酵がうまくできないと
お悩みでしたらこの電子発酵器はおすすめです。
一度使うと、今までは何だったの?と思うくらい便利です。
でもこの電子発酵器はどちらも今日(2019.2.11)現在で35,000円前後、(PF102の方が少し安いです)してます、決して安い買い物ではないです。
本当に必要か?よく検討される事をおすすめいたします。
もし今悩まれてる方にこの記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。